
「すっぴんでも可愛い!」
「メイクに時間をかけなくてよくなった!」
すっぴんでもメイクをしているかのように、目元を華やかにしてくれるまつ毛エクステは、今や男女問わず人気ですよね。
そんなまつ毛エクステサロンの開業は、美容サロンの中でも比較的初期費用が抑えられ、開業しやすいと言われています。
私も、以前はマツエクのプライベートサロンを開業していました。
今回は、マツエクサロンを開業する前に必要な準備や資料、美容所登録に流れを書きたいと思います。
アイストとして独立したいと思っているあなたは、ぜひ参考にしてくださいね。
マツエクサロン開業にあたって必要な免許と申請
1.施術者の美容師免許
マツエクサロンをオープンするには、美容師免許が必要なのは知ってますよね。
無免許で開業した場合、サロンの営業停止を命じられるのはもちろん、30万円以下の罰金の支払いを命じられます。
引用:厚生労働省より
また、従業者の数が常時2人以上である場合には、管理美容師免許も必要です。
引用:美容師法より
2.開業には保健所の許可
マツエクサロンを開業するには、保健所に書類の提出をしたり施設検査を受けたりと、美容所としての開設手続きが必要です。
美容所開設までの流れを3つに分けて説明
以下は、各自治体によって異なるので、事前に開業を希望する地域の保健所のホームページを確認しましょうね。
1. 必要な書類の提出
開店予定の1週間以上前に余裕を持って提出しましょう。
- 開設届
- 構造設備の概要
- 施設の案内図・平面図
- 従業員の名簿
- 有資格者の美容師免許
- 有資格者は医師の診断書(3か月以内)
- 有資格者が複数いる場合、管理美容師の講習修了証
- 手数料
- 開設者が法人の場合、登記事項証明書(6か月以内)の原本の提示
2.施設検査
施設と営業できる環境が整ったら保健所が構造設備などの検査に来ます。
そう、保健所立ち合いのもと、設備が基準を満たしているか確認を受けなければならないのです。
保健所のチェックポイント
- 床や壁は、水のしみこまない材質であること(腰板コンクリート、タイル、板など)
- 施設の作業室面積が13平方メートル以上であること
- 水道設備があること
- 作業面の照明が100ルクス以上あること
- 換気設備があること
- 客待ち場所があること
- 器具・布片の収納があること
- 作業衣があること
- 消毒液があること
- 蓋つきのゴミ箱と毛髪箱があるかどうか
- 従業員の管理ができていること
- 施設が清潔であるかどうか
になります。
保健所はメジャーを持ってきて、きっちり採寸するので基準をしっかり満たすようにしましょう。
私の場合ですが、立ち合いの検査は10~15分くらいで終わったと思います。
水道設備のチェックポイント
美容所としての登録をしなければならないので、マツエクサロンでも美容室と同じように洗髪用と器具洗い場用を区別しなければなりません。
最低でも2つ水道設備が必要になります。
また器具洗い場には、
- 薬液容器
- メスシリンダー大(500㎖)
- メスシリンダー小(100㎖)
を用意しなければなりません(各自治体によって異なる)。
私は、保健所の立ち合いの数分前まで、メスシリンダーの用意をすっかり忘れていて、急いで100円ショップで購入した記憶があります(笑)
実際の営業では全くと言っていいほど使わないものでしたが、美容所登録には必要なものなんですよね~。
3.確認書の交付
書類の提出、施設検査が無事にクリアしたら、保健所が確認書を作成します。
確認書ができたら連絡が来るので、印鑑を持って保健所に行きましょう。
営業開始は確認日から可能となりますからね。
開業前に必要な手続き、きちんとクリアしよう
私も実際に経験した、マツエクサロン開業前に必要な手続き。
サロンをオープンする自治体のホームページを確認し、準備をしっかりとしていきことが大切ですよ。
そして無事に営業開始となったら、お客様に愛されるサロンを目指しましょうね。
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