
「排卵検査薬で陰性反応が続く場合はどうしたらいい?」
排卵検査薬の中でも半永久的に使えるというプチアイビス。
使い方は簡単で、レンズに唾液を塗って唾液の結晶を観察し、シダ状になったときにタイミングをとると妊娠の確率が高くなるというもの。
通常の唾液の結晶は斑点状や気泡状ですが、排卵日が近くなると唾液中の塩分が濃くなり結晶がシダ状に見えます。
筆者も期待しながら使ってみましたが、シダ状になることはありませんでした・・・。
今回は、プチアイビスがシダ状にならず陰性反応が続く場合の原因と、筆者が陰性反応が続いた原因を書いていきたいと思います。
もし同じような状況の方がいたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
➧唾液で排卵日を予測!プチアイビスの分りやすい使い方と4つの注意点
プチアイビスを生理開始9日目から使用したがシダ状にならない
実際に筆者がプチアイビスを使用したときの画像を見ていきましょう。
・生理開始日から9日目
反応なし。
・生理開始日から10日目
撮り忘れ。
・生理開始日から11日目
反応なし。
・生理開始日から12日目
反応なし。
・生理開始日から13日目
ちょっと線が出てるけどシダ状ではない。
・生理開始日から14日目
今月の生理日から逆算してこの日が実際の排卵日でした。
でも全く反応なし。
・生理開始日から15日目
ん~反応なし。
・生理開始日から16日目
反応なし。
・生理開始日から17日目
撮り忘れ。
妊活アプリではこの日が排卵日予定。
・生理開始日から18日目
この日も反応なし。
最も妊娠しやすいとされているのは排卵日の2日前。
上の写真を見ると、実際の排卵日だった2日前の12日目あたりは濃くはなっているけれど全くシダ状ではないですよね。
プチアイビスがシダ状にならない場合に考えられる4つの原因とは
1.唾液の塗布量が少ない
プチアイビスの使用方法には、唾液を薄く塗ると書いてあります。
しかし、実際の使用者の口コミなどを見ると、薄すぎると反応しないという口コミもありました。
シダ状にならない状態が続くようでしたら、しっかりめに塗ってみてもいいかもしれません。
2.しっかりと乾燥していない
しっかりと乾燥していないと、模様が見えない原因にもなってしまいます。
使用方法には、乾燥時間は15~30分と書いてあります。
しかしシダ状にならない場合が続くようでしたら、朝採取したら夜あたりまでしっかり乾燥させてみましょう。
3.室内灯で観察していない
暗がりや太陽光では見えづらくなることもあるそうです。
室内灯で観察しましょう。
4.排卵障害の可能性
排卵障害とは、排卵に関与するホルモンが正常に機能しないために妊娠に至らないというものです。
排卵障害は不妊の原因のになるひとつでもあります。
排卵検査薬の陰性反応が2~3周期続く場合は、病院の受診をおすすめします。
筆者の陰性反応が続く原因は、多嚢胞性卵巣(PCO)だった
そういえば以前使用していた別の排卵検査薬も、流産の手術後に妊活を再開したときに陰性反応が続いていました。
ただ単に使い方が間違っていると思っていたけど、もしかしたら私自身に何か問題でもあるかもしれないと思い産婦人科で診察してもらいました。
結果は、「多嚢胞性卵巣(PCO)」というものでした。
多嚢胞性卵巣(PCO)とは、小さな嚢胞が両側の卵巣に多数出来ている状態です。
毎月順調に排卵している場合もあるし、なかなか排卵しない場合もあります。
多嚢胞性卵巣の9割の人に排卵障害があるといい、不妊の原因の一つでもあるそうです。
➧多嚢胞性卵巣でも妊娠できる?PCOとPCOSの違いや原因、治療法など
多嚢胞性卵巣(PCO)の原因と治療法は
PCOの原因は遺伝や後天性とも言われ、内分泌、代謝、環境の問題が関係していると示されていますが、明確な原因は未だ判明していないそうです。
そのため多嚢胞性卵巣症候群の治療法は対症療法となり、排卵誘発剤が使用されます。
排卵誘発剤には経口薬と注射薬の2種類があります。
このような排卵誘発剤で治療すれば、ちゃんと排卵することも可能になります。
さらに、妊娠には生活習慣の分泌が大きく関係しています。
大きなストレスや不規則な生活は、正常なホルモン分泌を乱してしまいます。
- 食生活の改善
- 良質な睡眠
- 体を冷やさない
- 過度の飲酒や喫煙
上記のような基本的な生活習慣を整えましょう。
多嚢胞性卵巣は放っておいてよくなる病気ではありません。
婦人科で診察してもらい、治療をすることが大事になってきます。
排卵検査薬で陰性反応が続く場合は、早めに病院で自分の体のチェックを
筆者もまさか自分が排卵障害になるなんて思いもしませんでしたし、「多嚢胞性卵巣(PCO)」という言葉も初めて知りました。
排卵検査薬で陰性反応が続く場合はもちろん、少しでも手ごたえを感じない方は、一度病院で自分の体をチェックすることをおすすめします。
普段から自分の体を気にかけて気になることがあれば、病院で相談しましょう。
➧流産経験をし、多嚢胞性卵巣と診断された私が妊娠できました。